【Java】引数とは?戻り値とは?
Javaには、ある機能をもつメソッドというものがあり、そのメソッドにデータ(文字データや数値データ)を渡すことで、そのメソッドの機能を活用することができます。
その際、メソッドに渡すデータのことを「引数(ひきすう)」といいます。
また、メソッドは引数を受け取ると、自分の機能を発揮して、引数(データ)をゴニョゴニョしてデータを戻す場合があります。
そのとき、戻ってくるデータのことを「戻り値(もどりち)」といいます。
以下詳細です。
1.引数とは?
引数(ひきすう)とは、メソッドに渡すデータのことで、メソッドの後ろの括弧「( )」にあるものです。
これまで出てきたprintln(プリントライン)メソッドで言うと、以下の部分の「こんにちは」が引数になります。
println("こんにちは");
引数には数値データや文字データなどが使用でき、その個数も複数指定が可能です(使用するメソッドによって異なります)。
引数を複数使用するときは「,」(カンマ)で区切ります。呼び方は順に第1引数、第2引数、第3引数・・・となります。
メソッド名(第1引数,第2引数,第3引数,・・・);
中には、引数を必要としないメソッドもありますので、その場合は括弧「( )」の中には何も書きません。
メソッド名( );
2.戻り値とは?
メソッドに引数を渡し、その結果戻ってきたデータのことを戻り値(もどりち)といいます。
例えば、数値の大きさを比較して大きい方の数値を戻してくれるメソッドにmaxメソッドというものがあります。
下では、maxメソッドの第1引数に「2」、第2引数に「5」を渡しています(「Math.」の意味はこの段階では考えなくて良いです)。
Math.max(2,5);
この場合、2よりも5の方が大きいので、maxメソッドは「5」を返します。この戻ってきた「5」を戻り値といいます。
なお、メソッドによっては戻り値がないものもあります。
3.引数と戻り値の練習
では、確認とJavaプログラミングの練習のためにトライしてみましょう。
まず、前に作成した「java」フォルダの中で右クリックし、メモ帳(テキスト文書)を新規作成し、そのファイルの名前を「Sample02.java」にしてください。
そしてそのファイルを開き、以下のJavaプログラムを入力して保存してください(3行目と5行目の緑の文字部分は入力しなくて良いです)。
public class Sample02{ public static void main(String args[]){ //maxメソッドに引数「2」と「5」を渡す。そして戻り値を「i」に代入 int i = Math.max(2,5); //「i」を出力 System.out.println(i); } }
そして以下のように、「javac Sample02.java」でコンパイルし、「java Sample02」で実行してください。
すると、上のように、確かに戻り値が「5」であることがわかります。
4.まとめ
- 引数とは、メソッドに渡すデータのこと
- 引数のデータの種類や数はメソッドによって異なる
- 戻り値とは、メソッドが処理の結果戻すデータのこと
- 戻り値の種類や数はメソッドによって異なる
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