【Java】四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)
Javaプログラムで、四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)をしてみます。
1.算術演算子について
四則演算は、以下の記号を用います。
- 足し算:+
- 引き算:–
- 掛け算:*
- 割り算の「商」:/
- 割り算の「余り」:%
これらの記号を算術演算子といいます。
なお、「/」と「%」は見慣れないと思いますが、以下の働きがあります。
「/」は割り算結果の商を求める
「%」は割り算結果の余りを求める
2.四則演算
では、実際にJavaプログラムで算術演算子を使って四則演算をしてみたいと思います。
「Lesson010.java」というファイルを作成し、以下のJavaプログラムを入力・保存してください。
public class Lesson010{ public static void main(String args[]){ //2つの変数「x」と「y」を宣言 int x = 7; int y = 3; System.out.println("xとyの足し算は" + (x + y) + "です。"); System.out.println("xとyの引き算は" + (x - y) + "です。"); System.out.println("xとyの掛け算は" + (x * y) + "です。"); System.out.println("xをyで割った時の商は" + (x / y) + "です。"); System.out.println("xをyで割った時の余りは" + (x % y) + "です。"); } }
そして以下のように「Lesson010.java」でコンパイルし、「Lesson010」で実行してください。
C:\Users\ysk\Desktop\java>java Lesson010
xとyの足し算は10です。
xとyの引き算は4です。
xとyの掛け算は21です。
xをyで割った時の商は2です。
xをyで割った時の余りは1です。
すると、上のように四則演算された結果が出力されます。
3.複合演算子
Javaには、算術演算子と同じように四則演算ができる複合演算子と呼ばれるものがあります。名前的に難しそうですが、理屈はめちゃ簡単です。
以下のように右辺の計算対象の変数と左辺の代入対象の変数が同じ場合、複合代入演算子が利用できます。
i = i + 2;
上を複合代入演算子を利用して書き換えるとこのようになります。
i += 2;
その他の四則演算を複合演算子で表すと以下です。
i = i - 2;
↓
i -= 2;
i = i *2;
↓
i *= 2;
i = i /2;
↓
i /= 2;
i = i % 2;
↓
i %= 2;
では、複合演算子の習得のため、以下のJavaプログラムを実行してみたいと思います。
「Lesson0111.java」というファイルを作成し、以下のJavaプログラムを入力・保存してください。
public class Lesson011{ public static void main(String args[]){ //変数「i」を宣言し、初期値0とする int i = 5; //「i」をプラス2 i += 2; System.out.println(i); //「i」をマイナス3 i -= 3; System.out.println(i); //「i」に4をかける i *= 4; System.out.println(i); //「i」を2で割った時の商を「iに代入」 i /= 2; System.out.println(i); //「i」を5で割った時の余りを「iに代入」 i %= 5; System.out.println(i); } }
そして「javac Lesson011.java」でコンパイルし、「java Lesson011」で実行してください。
C:\Users\ysk\Desktop\java>java Lesson011
7
4
16
8
3
複合演算子は割と利用頻度が高いので、こういうものがあるというのを覚えておいてください。
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