【Java】lengthで配列の個数(要素数)を取得してfor構文で出力
lengthを利用して配列の個数(要素数)を取得して、for構文で出力する方法を説明します。
1.配列のデータをfor構文で出力
これまで配列のデータを出力するために
System.out.println(arr[0]);
System.out.println(arr[1]);
System.out.println(arr[2]);
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のように一つずつ出力処理を書いていましたが、for構文を用いればかなりスマートに配列のデータを出力できます。
では、「Lesson039.java」というファイルを作成し、以下のJavaプログラムを入力・保存してください。
public class Lesson039{ public static void main(String args[]){ //5個のデータを代入できる配列arrを作成 int arr[] = new int[]{100, 200, 300, 400, 500}; //for構文で配列のデータを出力 for(int i = 0; i <=4; i++){ System.out.println(arr[i]); } } }
【プログラムの説明】
「for(int i = 0; i<=4; i++)」で配列の個数分繰り返し処理を行います(「i<=4」で配列の個数を設定 ※配列の個数は0から数えます)。
そして「System.out.println(arr[i])」で変数iが0のときarr[0]が、変数iが1のときarr[1]が・・・出力されます。
そして以下のようにコンパイル・実行してください。
C:\Users\ysk\Desktop\java>java Lesson039
100
200
300
400
500
このようにすれば配列のデータが100個あろうが1000個あろうがfor構文一つで出力できるようになります。
2.lengthで配列の要素数を取得
lengthフィールドというものを用いれば、配列の要素数を簡単に調べることができます。使い方は簡単で、配列名のあとに「.length」を付けるだけです。
配列名.length
では確認します。「Lesson040.java」というファイルを作成し、以下のJavaプログラムを入力・保存してください。
public class Lesson040{ public static void main(String args[]){ //5個のデータを代入できる配列arrを作成 int arr[] = new int[]{100, 200, 300, 400, 500}; //配列arrの要素数を出力 System.out.println(arr.length); } }
そして以下のようにコンパイル・実行してください。
C:\Users\ysk\Desktop\java>java Lesson040
5
3.lengthとfor構文の合わせ技
ここまでくれば「lengthとforを組み合わせれば配列の出力がめっちゃ楽じゃね?」とお気づきかもしれませんがその通りです。
「Lesson041.java」というファイルを作成し、以下のJavaプログラムを入力・保存してください。
public class Lesson041{ public static void main(String args[]){ //5個のデータを代入できる配列arrを作成 int arr[] = new int[]{100, 200, 300, 400, 500}; //lengthとforで配列のデータを全部出力 for(int i = 0; i<arr.length; i++){ System.out.println(arr[i]); } } }
そして以下のようにコンパイル・実行してください。
C:\Users\ysk\Desktop\java>java Lesson041
100
200
300
400
500
Javaのプログラミング初期では配列を自分で作る上に個数(要素数)も少ないので、上の方法はあまり恩恵がないように感じるかもしれませんが、本格的にプログラミングをしていく中で、配列の個数がわからないことが多くあるので、lengthフィールドは必須知識です。
また、それを利用してfor構文で繰り返し処理を行うのも必須スキルです。
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