Javaの特徴

Javaにはさまざまな特徴がありますが、突出した特徴に「WindowsパソコンでもMacパソコンでも動く」というものがあります。

機械語について

このことについて説明する前に、「機械語」というものを知っておかなければなりません。

簡単に説明すると、どのプログラミング言語も、書き終わったプログラムだけでは実行できません。なぜならコンピューターはプログラムを読めないからです。ちょっと意味不明だと思いますが、コンピューターが理解できるのは「機械語」だけです。

なのでJavaやPHPなどで書いたプログラムをコンピューター上で動かすためには、プログラムそのものを機械語に変換しなければなりません。

つまり、作成したプログラムをWindowsで動かすためにはWindows専用の機械語に、Macで動かすにはMac専用の機械語に変換する必要があります（機械語の詳細はこちらを参照してください）。

【補足】
Windows専用の機械語に変換したものは、Macでは動きません（逆も同様）。これは、OS（コンピューターの基本的な動作を管理するソフト）そのものが違うからです。

「機械語に変換」と聞くと厄介そうですが、専用のソフトがあるので簡単にできます。

中間コード

通常のプログラミング言語で作成したプログラムは、Windows用の機械語に変換したり、Mac用に変換したりします。しかしJavaは、作成したプログラムをWindows用の機械語に変換したり、Mac用に変換したりしません。その前段階のコードに変換します。これを中間コードといいます。

どういうことかというと、OSで使用する前段階のコード（中間コード）に変換することで、WindowsでもMacでも使用できる状態にしているのです。

Java Virtual Machine

Java Virtual Machine（ジャバ バーチャル マシン）とは、「作成した中間コードをそれぞれのOSに対応させるソフト」です。

つまり、WindowsパソコンだろうがMacパソコンだろうが、Java Virtual Machineをインストールしていれば、あらかじめ作成しておいた中間コードを実行できるのです。

この仕組みのおかげで、JavaはWindowsパソコンでもMacパソコンでも動くのです。

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