【Java】switch構文を使った処理分岐
if構文と同じような働きをもつswitch構文を利用して、簡単な処理分岐プログラムを作成したいと思います。
1.switch構文とは?
switch構文の基本形は以下です。
switch(変数名){
case 値1: 処理1;
break;
case 値2: 処理2;
break;
case 値3: 処理3;
break;
・
・
・
default: 処理;
break;
}
「変数名」のところで変数を指定し、その変数の値が「case 値: 処理;」の値と等しければその横の処理が実行されるものです。
そしていずれにも当てはまらなかった場合は、「default: 処理;」の処理が行われます。
つまり、指定した変数の値が、値1ならば処理1を、値2ならば処理2を、値3ならば処理3を・・・・(あとは繰り返し)・・・そして最後にどれも当てはまらないのであればdefaultの処理を行います。
【詳細】
switch構文の詳細は処理分岐 switch構文を参照してください。
2.処理分岐
では、いくつかの処理分岐プログラムを作成・実行し、switch構文の意味を捉えましょう。
1.基本
「Lesson023.java」というファイルを作成し、以下のJavaプログラムを入力・保存してください。
public class Lesson023{ public static void main(String args[]){ //変数宣言 int a = 3; //処理分岐 switch(a){ case 1: System.out.println("aは1です。"); break; case 2: System.out.println("aは2です。"); break; case 3: System.out.println("aは3です。"); break; default: System.out.println("aは1、2、3ではありません。"); break; } } }
そして以下のように「javac Lesson023.java」でコンパイルし、「java Lesson023」で実行してください。
C:\Users\ysk\Desktop\java>java Lesson023
aは3です。
2.処理が複数ある場合
switch構文は、値がマッチした時の処理は1つだけでなく、複数指定可能です。
「Lesson024.java」というファイルを作成し、以下のJavaプログラムを入力・保存してください。
public class Lesson024{ public static void main(String args[]){ int a = 3; switch(a){ case 1: System.out.println("成績は"); System.out.println("1です。"); break; case 2: System.out.println("成績は"); System.out.println("2です。"); break; case 3: System.out.println("成績は"); System.out.println("3です。"); break; default: System.out.println("どれにも該当しませんでした。"); break; } } }
そして以下のように「javac Lesson024.java」でコンパイルし、「java Lesson024」で実行してください。
C:\Users\ysk\Desktop\java>java Lesson024
成績は
3です。
このように、「break;」文の前に処理を書く事で、複数の処理を実行できます。
3.文字も条件判定できる
switch構文は、数値だけではなく、文字や文字列でも条件判定できます。
「Lesson025.java」というファイルを作成し、以下のJavaプログラムを入力・保存してください。
public class Lesson025{ public static void main(String args[]){ char c = 'え'; switch(c){ case 'あ': System.out.println("cは「あ」です。"); break; case 'い': System.out.println("cは「い」です。"); break; case 'う': System.out.println("cは「う」です。"); break; default: System.out.println("cは「あ」「い」「う」ではありません。"); break; } } }
そして以下のように「javac Lesson025.java」でコンパイルし、「java Lesson025」で実行してください。
C:\Users\ysk\Desktop\java>java Lesson025
cは「あ」「い」「う」ではありません。
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