【Java】変数宣言とは?
Javaで変数をつくる場合、「この変数(箱)には数値を入れる!」とか「この変数(箱)には文字列を入れる!」などのようにあらかじめデータ型(使用するデータの種類)を決めておかなければなりません。
あらかじめ変数のデータ型を決めることを変数宣言といいます。
1.データ型について
変数宣言の説明の前に、データ型について説明します。
データ型とは、変数(データを格納する箱)の種類を指定するものです。
さて、Javaで扱うことのできるデータ型は全部で9つです(基礎の段階だと「int型」と「String型」以外はあまり使いません)。
- 整数を扱うデータ型・・・byte、short、int、long
- 実数を扱うデータ型・・・float、double
- 文字を扱うデータ型・・・char
- 文字列を扱うデータ型・・・String
- 論理値を扱うデータ型・・・boolean(「true」(真)か「false」(偽)を扱うデータ型)
【補足】
整数や実数は、扱う数値の大きさによって使用するデータ型が異なります。
データ型の詳細はデータ型一覧を参照してください。
2.変数宣言
変数宣言・・・・何やらとても厳かな響きですが、やることはちょろいです。
整数をいれる変数「i」というものを作る場合、上記データ型の「int」を利用し以下のようにすればよいです。
int i;
これで変数「i」には整数を入れる!と宣言したことになります。
また文字(1文字)を入れる変数「c」というものを作る場合、上記データ型の「char」を利用し以下のようにすればよいです。
char c;
これで変数「c」には文字を入れる!と宣言したことになります。
そして文字列(2文字以上)を入れる変数「str」というものを作る場合、上記データ型の「String」を利用し以下のようにすればよいです。
String str;
これで変数「str」には文字列を入れる!と宣言したことになります。
3.変数宣言と初期化
このようにJavaプログラムでは、変数を使う場合、「これは数値を扱う変数!」、「これは文字を扱う変数!」と必ずその変数が扱うデータ型を宣言しなければなりません。
なお、変数宣言をしたあとは下記のように初期化(初期値の代入)をしなければなりません。
データ型 変数名;
変数名 = 初期値;
では、整数を扱う変数「i」というものを作成し、初期値「5」を代入してみたいと思います。
int i;
i = 5;
なお、変数宣言と初期化は1行で書く事も可能です。
データ型 変数名 = 初期値;
すなわち以下もOKです。
int i = 5;
4.数値データの変数宣言の方法
宣言した変数にデータを入れる方法は、データ型によって違いがあるため注意が必要です。
int i = 5;
float f = 0.0045f;
long l = 100000000000000l;
「int」型はそのままデータを代入できますが、「float」型と「Long」型はデータの後ろにそれぞれ「f」と「l」をつけなければなりません。
5.文字データの変数宣言の方法
文字の変数宣言ですが、文字型の場合は「'○'」(シングルクォーテーション)で、文字列型の場合は「"○○○"」(ダブルクォーテーション)でデータを囲まなければなりません。
char c = 'あ';
String srt = "こんにちは";
このように文字の場合は各種クォーテーションでデータを囲まなければエラーになるので注意が必要です。
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