Javaでプログラムを書くときの注意点
1.半角英数文字を使って書く
Javaでプログラミングする場合、使用できる文字は半角英数字(と一部の記号)のみです。人間が読む場合は、全角の「b」と半角の「b」は同じ「小文字のビー」ですが、パソコンは半角と全角の文字は全くの別物として処理します。
ですので、必ずJavaのプログラムを書くときは半角英数字のみを使うようにしてください。
ただし、下のように「'」と「'」の間、「"」と「"」の間は、好きな文字を何でも使えます。
public class Sample{ public static void main(String args[]){ System.out.println('こ'); System.out.println("こんにちは"); } }
2.大文字小文字の違いも考慮
Javaでは、大文字と小文字を明確に区別します。ですので、
System.out.println("Hello");
を
system.out.println("Hello");
と書いたらコンパイルエラー(中間コード生成エラー)となります。
3.処理の最後には必ずセミコロン「;」を付ける
- 「おはよう」と画面に出力させる
- 「こんにちは」と画面に出力させる
という処理は下のように記述しますが、こういった処理の文の後ろには必ずセミコロン「;」をつけなければなりません。
public class Sample{ public static void main(String args[]){ System.out.println("おはよう"); System.out.println("こんにちは"); } }
また、複数の処理を書く場合は、1行で書くようにしましょう。
public class Sample{
public static void main(String args[]){
System.out.println("おはよう");System.out.println("こんにちは");
}
}
と書いても間違いではありませんが、あとで見返した時に見やすく書くのがプログラミングの基本です。
4.インデントを使う
Javaだけではなく、あらゆるプログラミングには「修正」がつきものです。ほんの数分前に書いたものであればすぐに変更できますが、数ヵ月前に書いたものであればどういう処理をさせているのかじっくり確認してから修正しなければなりません。
その際、プログラムソースが整っていない場合、非常に読みにくく、修正しづらくストレスがたまります。ですので、プログラムを書く際はできるだけ見やすく書く必要があります。また、そうすることで、プログラミングミスを減らせるメリットもあります。
それぞれ人によって見やすい書き方というのは違ってきますが、基本は「字下げ(インデント)」を行うことです。
例えば、以下の2つのソースコードはどちらが見やすいですか?
public class Sample{ public static void main(String args[]){ System.out.println("Hello"); } }
public class Sample{ public static void main(String args[]){ System.out.println("Hello"); } }
たった5行のソースコードですが、明らかに下のほうが見やすいと思います。
では、字下げの基本を説明します。
まず「{」と「}」の間をブロックといいます。上の例文だと
のクラスブロックと、
のmainメソッドブロックの二つがあります。
基本的に、ブロックの中にブロックを入れる場合、字下げするとよいです。
また、mainメソッドの中に
などの処理を書く際は、それも字下げすると見やすくなります。
つまり、このように書くと見やすいソースコードとなります。
なお、字下げですが、キーボードの「Tabキー」でもいいですし、半角スペースを複数個使用してもよいです。
字下げで全角スペースを使用するのは絶対ダメです(エラーとなります)。
ちなみに、TeraPadでは、1つのTabキーに何個分の空白(半角スペース)をあてるかの設定ができるので、ぜひ利用してください。表示メニュ→タブの文字数で設定できます。
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