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【Java】配列とは?

同ジャンルのデータをたくさん取り扱うときは、一つ一つ変数を作成するより、配列を作成したほうがコンパクトになります。

ここではJavaの配列について説明します。

1.配列とは?

配列とは、変数の集合です。

イメージとしては、大きな箱(変数)を区切ったもので、その一つ一つにデータを代入できます。

以下の画像では5つの区画を持っているので、5つのデータを代入できます(5つの変数の集合とも考えられます)。

配列のイメージ図

2.配列のメリット

変数を一つ作成した場合、その変数には一つのデータしか代入できません。しかし配列だと、一つの変数にもかかわらずいくつものデータを代入できます。

例えば、ジャニーズ 嵐のメンバー名をJavaで利用するとき、以下のようにString型の5つの変数が必要になります。

String arashi1 = "大野智";
String arashi2 = "二宮和也";
String arashi3 = "相葉雅紀";
String arashi4 = "松本潤";
String arashi5 = "櫻井翔";

しかし配列を用いると、以下のように一つの変数(String型の配列)にすることができ、コンパクトになります。

String[] arashi = new String[]{"大野智", "二宮和也", "相葉雅紀", "松本潤", "櫻井翔"};

配列への代入例

まだ配列に慣れていないので「そんな不慣れなものより、一つ一つ変数を作ってメンバーを書いたほうが楽じゃね?」と思いますが、AKB48だとどうでしょう?

AKB48のメンバー全員分の変数を準備するより、配列を1つ作り、その配列にメンバーを入れるほうが遥かにコンパクトになります。

3.配列の宣言方法

配列は以下のように宣言します。

データ型[] 配列名 = new データ型名[]{ここに配列に代入するデータ};

「1から9」の数値データを扱う配列を作成する場合、int型なので以下のように宣言

int[] suuji = new int[]{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9};

「あ」「い」「う」「え」「お」の文字データを扱う配列を作成する場合、char型なので以下のように宣言

char[] aiueo = new char[]{'あ', 'い', 'う', 'え', 'お'};
※char型のデータはシングルクォーテーションで囲む!

嵐メンバーすなわち文字列データを扱う配列を作成する場合、String型なので以下のように宣言

String[] arashi = new String[]{"大野智", "二宮和也", "相葉雅紀", "松本潤", "櫻井翔"};
※String型のデータはダブルクォーテーションで囲む!

4.配列の取り出し方

配列に代入したデータは、当然取り出して利用しなければなりません。

しかし取り出し方は至って簡単です。以下のようにするだけです。

配列名[数字]

では、上で作成した嵐のメンバー配列から「大野智」を呼び出してみましょう。

arashi[0]

これだけです。これはarashiという配列の中から0番目のデータを取り出すものです。

【ポイント】
配列は「1つめ、2つめ、・・・」ではなく「0つめ、1つめ、・・・」というように0から数えます。
コンピューターの世界では1から数えるのではなく、0から数えるのが基本となっています。

では、理解度を高めるため、次は「松本潤」を取り出してみます。

arashi[3]

5.配列へのデータの代入

上では、配列宣言と同時にデータを代入しましたが、最初に配列を宣言し、そのあとにデータを代入することもできます。

では、嵐のメンバー配列を例にします。まず、配列を宣言します。

String[] arashi = new String[4];

4」というのは、arashi配列には5つデータを入れますよ!という意味です(0から数えるので)。

では、次にデータを代入してみましょう。代入は以下のようにします。

arashi[0] = "大野智";
arashi[1] = "二宮和也";
arashi[2] = "相葉雅紀";
arashi[3] = "松本潤";
arashi[4] = "櫻井翔";

これで5人の嵐メンバーを持ったarashi配列が出来上がりました。

6.配列あれこれ

配列の作り方は上で説明したように

データ型[] 配列名 = new データ型名[]{ここにデータ};

ですが、このような方法でもOKです。

データ型 配列名[] = new データ型名[]{ここにデータ};

つまり、データ型の直後ではなく、配列名(変数名)の後ろに「[]」をつけても成り立ちます。

また、先に配列名を宣言し、後から配列の個数を指定してもOKです。

String[] akb48;
akb48 = new String[48];

コメント

1:名無しさん:2017/07/08 15:19:31

String[] arashi = new String[5];にしないと5人メンバーがいることになりませんよね? 

2:名無しさん:2019/12/31 18:54:42

String[] arashi = new String[4];
これは[0]から[3]の4個要素を作るという意味です
([0],[1],[2],[3])
arashi[0] = "大野智";
arashi[1] = "二宮和也";
arashi[2] = "相葉雅紀";
arashi[3] = "松本潤";
//範囲外arashi[4] = "櫻井翔";

初学者の方はお気をつけて。
例えば、10個格納する箱をつくりたかったら
int array[] = new int[10];
こうすると
array[0] ~ array[9] の10個の要素が確保される

3:名無しさん:2020/01/27 3:43:40

すごく簡潔でわかりやすいです。ありがとうございます。

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