質屋アプリ「CASH」がぶっとび過ぎててぶっ飛んでたw
彗星のように現れた質屋アプリ「CASH」ですが、これはほんとにヤヴぁい!!!
「ヤバい」ではなく「ヤヴぁい」です。
何がヤヴぁいかというと、
- 一瞬で持っている物を現金化できること(すぐに振り込まれる)
- それを逆手にとって「ガラクタ」を出品してあり得ないお金を現金化する人が続出していること
ほんとに「CASH」のサービス内容、それを利用するユーザー双方がぶっとび過ぎてて
サービス自体がぶっ飛んでましたw(利用停止になりました)。
「CASH」とは?
まずは「CASH」の仕組みがわかんないと何がヤヴぁいのかわかんないと思うので簡単に説明を入れておきます。
「CASH」とは、一言で言うと
売りたいものを「即現金化」できるサービス
です。もっと詳しく言うと、
- 公式ページでアプリをインストールする
- 持っているもの(出品対象物)をカメラでとる
- 自動的に買い取り額が提示されるのでそれに了承すれば売る
- 即効ウォレットに現金が振り込まれる
- 自分の口座に振り込み申請すればわずか10分程度で振り込まれて現金ゲット!
- 2か月以内に売った商品を運営に郵送する
という商品を未発送の状態でも現金をゲットできるほんとにぶっ飛んだサービス内容なのであります(だからぶっ飛んだユーザーに悪用されたんですが・・・)。
形態は質屋?
メルカリの場合は売る方も買う方も「古物商」の資格はもっておらずかなりグレーな売買が当たり前のように行われていますが、この「CASH」は
と「古物営業法に基づく表記」が公式サイトに掲載されており、どうやら
- ユーザー:古物を売る
- 運営:古物を買い取る
のように形態は「質屋」であると言えそうです。
それを実際の質屋さんに行って質入れせずにスマホのアプリ上で完結できるので、「CASH」は質屋アプリと言えそうです。
そしてこのアプリのヤヴぁいところは、
- 売りたい物のカテゴリを選定
- 売りたいものをカメラで撮る
- 売って10分程度で現金化できる
ので、
- 売る物の価値を運営者が「目利き」していない
- まだ商品を渡していないのに現金を受け取れる
というこれまでの常識を軽々しく飛び越えています。
そのため、それを逆手に取る人が出現するのであります。
ぶっ飛んだ物を質入れするユーザー
質屋アプリ「CASH」がぶっ飛んでいるがために、当然の如くぶっ飛んだことをするユーザーも現れます。
上司が5,300円に!?
上司査定してもろたで#cash#木下慶彦は¥5300#命の値段#ファンドサイズは10億円 pic.twitter.com/TVx3GxlIqs
— SkylandVentures岡山佳孝 (@okayama1991) 2017年6月28日
偽物の「LUIS VITTON」の財布500円が11,300円に!?
フィリピンで「ホンモノノニセモノダヨ」と勧められて¥500くらいで購入したLUIS VITTONって書いてある二つ折り財布が #CASH で¥11300の値段がつきました。ありがとうございます。 pic.twitter.com/gjOamyvYTD
— 暇な美容師 KOH (@Luck81O) 2017年6月28日
無印良品で購入した500円の名刺ケースが20,000円にw
無印良品で¥500くらいで購入した名刺ケース。#CASH の査定で¥20000の値がつきました。ありがとうございます。 pic.twitter.com/2ZhYLKAPBq
— 暇な美容師 KOH (@Luck81O) 2017年6月28日
100円くれるって言われても私なら受け取り拒否するアディダスのスニーカーがまさかの1,000円の買い取りw
僕が中学生の頃買って(現在22才)幾度となく中古ショップに買取を拒否された言わばゴミ同然のadidasのボロボロの靴の査定結果です。 #cash pic.twitter.com/lvYhlEDeOq
— ざきたす+🏪🏃ミ🏠👨💻 (@wrttsn) 2017年6月28日
ぼっろいリモコンが20,000円w
まさかの!!
— AZUAZU (@azuazuAI) 2017年6月28日
カテゴリに紐付いて、価格決まってるのかなぁ?#CASH pic.twitter.com/E7fSUbexFF
こんな人たちが続々いて、かなりの「ガラクタ」が現金化されたんでしょうね・・・
※「CASH」では査定額を提示されてから「売る」「売らない」を選択できるので、上司とかの人は実際に売ってないはずです(売っていたら2か月以内に上司を郵送しなければならないので・・・)。
サービスがぶっ飛びました!
運営が予想する以上の使い方をされ、ガラクタを高額に買い取ったために文字通り「CASH」を失ったのか、サービスがぶっ飛びました。
サービスがぶっ飛ぶまでに現金化された総額は3.5億円以上です。
上でも述べた通り、
- 売る物の価値を運営者が「目利き」していない
- まだ商品を渡していないのに現金を受け取れる
ことでこのような惨事になったわけでありますが、ここからどう「CASH」が息を吹き返すのかが見ものです。
「ガラクタ」を現金化した人はボコられる可能性も・・・
「CASH」では、利用規約の「第6章 買取対象外商品」の「第22条 【買取対象外商品】」にて買取対象外の商品を明確に規定しています。
アプリのインストールと利用時にこの規約に同意しているはずなので、もしも対象外の商品を売って既に現金化している人は、
規約の「第9章 損害賠償等」の「第32条 【損害賠償】」に書いてあるように(おそらく悪質な場合だけだと思いますが)損害賠償請求されることもあると思います。
また、一度売買が成立した場合、売買のキャンセルには15%の手数料がかかります。
そして運営は買い取った物の受取拒否もできるようなので、運営が受取拒否を行えば、売った人が15%の手数料を被らなければならないかと思います。
簡単にバックレられるガバガバ仕様
とはいうものの、「CASH」が損害賠償や受取拒否しても、極端に言うと荷物を送らずに現金だけ持ち逃げしても、割とバックレられる仕組みなんじゃないかと思われます。
なぜならば、「CASH」の登録・利用には電話番号のみが必要で「住所」「氏名」などは不要でした(極端に言うとスマホ持ってるなら小学生でも登録できる)。
ということは、道理のわからないガキやタチの悪い思考をする人がいれば現金だけ持ち逃げしようとする人もいるはずです。
まぁ身元調査をすればいいだけですが、「CASH」の運営にはそれを行う仕組みや体力はあるのか?疑問です。
「CASH」の社員には地獄が待っている!
仕組みの設定がずぼらでサービス停止に追い込まれた「CASH」ですが、サービス開始から現在までのことがらを運営がまとめていました。
継続時間
「CASH」はサービス開始してから停止するまで16時間34分でした。
現金化された回数
サービスが停止されるまで「CASH」で現金化された回数は約7万3千回!
そして「CASH」からユーザーに渡ったお金の総額は3億6千6百万円!
一商品あたり5,031円のお買い上げ!
近日中に運営に届く荷物の数
ユーザーから買い取った荷物の集荷依頼は既に7千5百個もあります。
近日中に「CASH」を運営する会社にこれらの荷物が届くのですが、なんと「CASH」を運営している会社には社員が4人しかいません。
つまり・・・通常業務をこなしつつ、ユーザーから送りつけられた商品の選別作業も行わなければなりません。
社員一人あたり・・・その数なんと1874個!
さっそく発送が終わった方も
無事集荷来ました。ヤマトのドライバーさん曰く「初めて聞いた」とのこと。「これから増えるの?」と戸惑っていたので「サービスが即日で停止しました笑」と言ったら笑顔で帰って行きました。#キャッシュ#CASH pic.twitter.com/HuQyylqmxU
— 川上城三郎(かおるや) (@sumahokaoruya) 2017年6月29日
2つ追加で集荷された模様・・・
2点集荷DONE#CASH pic.twitter.com/w7mYJYEcG1
— 暇な美容師 KOH (@Luck81O) 2017年6月29日
今日から「CASH」の社員さんは地獄の日々が始まりそうですね。
「CASH」は仕組み上質屋なので、買い取った商品を次は販売しなければなりません。
つまり、今後は
- 買い取った荷物の梱包を解いて検品&カテゴライズ
- ガラクタが混じっていた場合の対処・対応
- 買い取った荷物を保管する物理的スペースの準備
- そもそもどうやって売るか?の販売経路の確立
などなど、とてつもない労力を投入しなければなりません。
買い取った荷物は私の想像力では
- ヤフオクなどのオークション
- メルカリなどのフリマアプリ
などで売りさばくしかありませんが、ツイッターでメルカリの商品を「CASH」に流そうとしてた人もいるので
気づけば商品は元の場所に!
なんていう謎の現象も起きそうですw
あわせて読んでほしい!
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