【GoogleAnalytics】グローバルアナリティクスのカスタムディメンションの設定方法
現在GoogleAnalyticsには通常バージョンとグローバルアナリティクスの2つがありますが、ここではグローバルアナリティクスのカスタムディメンションの設定方法についてまとめたいと思います。
カスタムディメンションとは?
通常バージョン(旧バージョン)にカスタム変数がありますが、グローバルアナリティクスの場合、それをカスタムディメンションというだけでほぼ同じと捉えてよいと思います(設定の方法は全然違います)。
無料版では20個、有料版では200個のカスタムディメンションを設定できます。
トラッキングコードが変更されたにあるように、今後はグローバルアナリティクスに統一される予定なので、今後GoogleAnalyticsを導入される際はグローバルアナリティクスを利用したほうが良いかと思います。
なお、通常バージョンのカスタム変数の設定方法についてはカスタム変数の設定方法を参照して下さい。
カスタムディメンションの設定方法
1.設定画面にアクセス
GoogleAnalyticsにログインし、任意のサイトのレポート確認画面にいき、上部の「アナリティクス設定」をクリックします。
すると各種設定画面が出てきますので、「プロパティ」の「カスタム定義」→「カスタムディメンション」をクリックしてください。
するとカスタムディメンションの一覧画面が出てきますので、「新しいカスタムディメンション」をクリックしてください。
2.設定方法
すると以下のような画面が出てきますので、任意の名前を決め手、範囲を指定し、作成をクリックします。
名前について
名前はどのような文字列でも可です。レポート内の別のカスタム ディメンションや指標と区別が付くよう、他と重複しない名前を指定してください。
範囲について
「ヒット」「セッション」「ユーザー」の違いについては下記を参照してください。
名前 | 集計単位 | 詳細 |
---|---|---|
ヒット | ページ単位の集計 | 多数のユーザーの閲覧をページ毎に集計。いわゆる点の集計。 イベントやトランザクション(購入)などのデータも点のデータとして集計されるため「ページ」ではなく「ヒット」という名称になっているらしい。 |
セッション | 訪問単位の集計 | 多数のユーザーのページ遷移を集計。いわゆる線の集計。 コンバージョンを測定する場合は「セッション」と利用する。 |
ユーザー | ユーザー単位の集計 | 各ユーザー毎の詳細なデータを集計。いわゆる面の集計。 |
基本、明確な使用目的がなく、どれを利用したほうがいいのか迷ったときは「ユーザー」を選択すればよいと思います。
アクティブについて
ボックスをオンにするとデータの収集が開始され、レポートにディメンションが表示されます。
作成したディメンションを非アクティブ状態にする場合は、このボックスをオフにします。
3.コードの発行
すると、javascriptコード、Android用コード、iPhone用コードが発行されますので、任意のコードをトラッキングコードの中にコピペします。
なお、「dimensionValue」には取得したい値を挿入してください。
JavaScript
var dimensionValue = 'SOME_DIMENSION_VALUE'; ga('set', 'dimension1', dimensionValue);
Android SDK
String dimensionValue = "SOME_DIMENSION_VALUE"; tracker.set(Fields.customDimension(1), dimensionValue);
iOS SDK
NSString *dimensionValue = @"SOME_DIMENSION_VALUE"; [tracker set:[GAIFields customDimensionForIndex:1] value:dimensionValue];
カスタムディメンションの設定方法の詳細はこちら及びこちらにあります。
カスタムディメンションの確認
取得したカスタムディメンションのデータは、セカンダリディメンションなどで確認できます。
つまり、カスタムレポートやセグメントなどでも利用できます。
カスタムディメンションを使ってIPアドレスの取得
実際にカスタムディメンションを使ってGoogleAnalyticsにIPアドレスを取得・送信する設定をグローバルアナリティクスでIPアドレスを取得する方法で行っていますので、使用例として参考にしてください。
カスタムディメンションの個人用メモ
【カスタム版のディメンション、指標、データ ソースの作成や、既存ディメンションの拡張を行います。】
カスタム ディメンションやカスタム指標を使用すると、Google アナリティクスが自動的にはトラッキングしないデータ、たとえばユーザー属性データなどを収集・解析することができます。
カスタム データ ソースを追加すると、外部のデータ セット(たとえば CRM のデータ)をアナリティクスのデータに統合することができます。
ディメンション拡張では、既存のディメンションにメタデータを追加することができます。たとえば商品 SKU のディメンションにブランド、サイズ、色などを追加します。
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