【GoogleAnalytics】カスタム変数の設定方法
GoogleAnalyticsの便利な追加機能に「カスタム変数」と「ユーザー定義」があります。
ここでは「カスタム変数」についてまとめています。
カスタム変数について
GooleAnalyticsではサイトにアクセスしてきたユーザーの各情報をGoogleAnalyticsサーバーに送信しています。
カスタム変数を用いると、その送信に付随して任意(IPアドレスやユーザーえージャントなど)の情報をサーバーに送信できます(通常データとともに送信できる)。
さまざまな条件(特定のユーザー、特定の訪問、特定のページなど)に応じて使用すればかなり便利な機能です。
無料版では5個、有料版では50個の変数を定義できます。詳細はこちら。
カスタム変数のコード
カスタム変数を利用する場合、「_setCustomVarメソッド」をトラッキングコード中で使用します。
<script type="text/javascript"> var _gaq = _gaq || []; _gaq.push(['_setAccount', 'UA-*******-**']); _setCustomVar(number, 'key', 'value', scope); _gaq.push(['_trackPageview']); (function() { var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true; ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-<br /><br />analytics.com/ga.js'; var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s); })(); </script>
【アテンション】
カスタム変数のコードは、必ず「_gaq.push(['_setAccount', 'UA-*******-**']);」と「_gaq.push(['_trackPageview']);」の間にセットするようにしてください。
指定する項目に関しては以下を参照して下さい。
_setCustomVar(number, 'key', 'value', scope);
項目名 | 必須 or 任意 | 値の範囲 |
---|---|---|
number | 必須 | 変数を区別する数値。 無料版だと5つまでなので、1から5までの数値を指定する。 |
key | 必須 | カスタム変数の名前を表す文字列。 カスタム変数レポートのトップレベルで表示される。 日本字・英字どちらとも可だが英字が好ましい。128文字まで |
value | 必須 | カスタム変数の値を表す文字列。 例えば、「key」に「会員種別」を設定した場合、「value」には条件に応じて「通常会員」や「お試し会員」、「プラチナ会員」などの値を指定する、といった使い方がある。 日本字・英字どちらとも可だが英字が好ましい。128文字まで |
scope | 任意 | 変数の利用用途を表す。 1から3の数字のいずれかを割り当てる。 1:ユーザーレベル 2:セッションレベル 3:ページレベル の意味があり、指定しない場合は3となる。 |
scopeのレベルについて
カスタム変数の4つ目の項目に「scope」があり、1~3のレベルを付けられますが、以下を参考に選択してください。
- ユーザーレベル:会員の種類などの固定情報を取得したい場合
- セッションレベル:訪問時間や訪問傾向などを取得したい場合
- ページレベル:閲覧したページなどを取得したい場合
どれを選べばいいかわからないときは1のユーザーレベルを設定しておくと良いと思います。
カスタム変数データの参照
取得したカスタム変数のデータは、GoogleAnalyticsにログイン後
ユーザー→カスタム→カスタム変数
で参照できます。
カスタム変数の使用例
カスタム変数の使用例として、GoogleAnalyticsでIPアドレスを取得する方法を見てください。
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