【CentOS7】PHPをインストールする

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カテゴリー: サーバー

CentOS7にPHPをインストールする方法を説明しています。

なお、ここのページの操作は、サーバーにSSH接続を行い、管理者権限(root権限)を持つユーザーで行ってください。

PHP5.4のインストール

PHP5.4は「yum install」コマンドでCentOS7の標準yumリポジトリからインストールできます(CentOS7のyumリポジトリではPHP5.4が提供されているため)。

PHP5.4はphpというパッケージ名ですので、次のようなコマンドでインストールすることができます。

# yum -y install php

インストールに関する情報がばばばーっと出ますが、最後に「Complete!」と表示されたらPHP5.4のインストール完了です。

最後に、Apacheの再起動を行います。

# service httpd restart

なお、

# php --version

でPHPのバージョンを確認できます

PHP 5.4.16 (cli) (built: Nov 6 2016 00:29:02)
Copyright (c) 1997-2013 The PHP Group
Zend Engine v2.4.0, Copyright (c) 1998-2013 Zend Technologies

PHP5.6またはPHP7.0のインストール

CentOS7の標準yumリポジトリではPHP5.4が提供されているため、外部からPHP5.6もしくはPHP7.0を持ってきてサーバーにインストールしなければなりません。

EPELリポジトリの追加

その方法ですが、Remiという、サーバーに最新版のPHPを提供するプロジェクトのyumリポジトリをお使いのサーバーに追加する必要があります。

なお、Remiのyumリポジトリを追加するためにはEPELリポジトリが必要ですので、まずはEPELリポジトリをサーバーに追加します。

EPELリポジトリはCentOS7の標準yumリポジトリで提供されているので、次のようにすればインストールできます。

# yum -y install epel-release

最後に「Complete!」が表示されていたら、EPELリポジトリの追加は完了です。

なお、次のように表示された場合は、既にEPELリポジトリはサーバーに追加されています。

Package epel-release-7-9.noarch already installed and latest version
Nothing to do

Remiリポジトリの追加

EPELリポジトリの追加が終わったのでRemiリポジトリの追加を行います。

これは、PHP5.6と7.0でやり方が変わるので、いずれかインストールしたいものの方法を参考にしてください。

PHP5.6をインストールしたい場合

サーバーにPHP5.6をインストールしたい場合は、次のようにしてRemiリポジトリを追加します。

# cd /etc/yum.repos.d
[root@**** yum.repos.d]# curl -O http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi.repo

※ディレクトリ「/etc/yum.repos.d」に「remi.repo」ファイルをダウンロードする。

そして次のコマンドを行えば、PHP5.6がインストールできます。

[root@**** yum.repos.d]# cd
# yum -y --enablerepo=remi,remi-php56 install httpd php php-common

最後に、Apacheの再起動を行います。

# service httpd restart

なお、

# php --version

でPHPのバージョンを確認できます

PHP 5.6.30 (cli) (built: Jan 19 2017 07:57:06)
Copyright (c) 1997-2016 The PHP Group
Zend Engine v2.6.0, Copyright (c) 1998-2016 Zend Technologies

PHP7.0をインストールしたい場合

サーバーにPHP7.0をインストールしたい場合は、次のようにしてRemiリポジトリをインストールします。

# yum -y install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm

そして次のコマンドを行えば、PHP7.0がインストールできます。

# yum -y install httpd php70 php70-php

最後に、Apacheの再起動を行います。

# service httpd restart

なお、

# php --version

では

-bash: php: command not found

のようにPHPのバージョンは確認できませんが、PHPファイルで「phpinfo」関数を実行すると、確かにPHP7.0となっていることが確認できます。

「php.ini」の編集

PHPの初期設定として、次のコマンドを叩いて、「php.ini」を編集します。

# vi /etc/php.ini

そして、キーボードの「i」を押して編集モードにして、次の設定を記述します。

;タイムゾーンの設定
date.timezone = "Asia/Tokyo"

;文字コード関連
default_charset = "UTF-8"
mbstring.language = Japanese
mbstring.internal_encoding = UTF-8
mbstring.encoding_translation = Off
mbstring.http_input = pass
mbstring.http_output = pass
mbstring.detect_order = auto

;レスポンスヘッダにPHPバージョンを表示させない
expose_php = Off

そして「エスケープキー」で編集モードを終了し、「:wq」と入力して保存してください。

 

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