ビットコイン決済はお得なのか?ビットコインでサーバー料金を払ってみました!

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カテゴリー: 仮想通貨

私は海外(リトアニア)にあるレンタルサーバーを借りているのですが、ちょうど契約更新の時期がきたため物は試しに!ということでサーバー代を「ビットコイン」で支払ってみました。

ここでは「ビットコイン決済」を体験してみた感想や考察などをまとめたいと思います。

見せてもらおうか、ビットコインの性能とやらを

現在、個人的な趣味の範囲でVPSサーバーを運用しているのですが、日本のVPS屋さんは値段が高いためリトアニアにあるTIME4VPSを利用しています(もうわけがわからないほど安いですw)。

前回はPayPalを使ってサーバー代金を支払ったのですが、ビットコインでの支払いが可能だったので興味本位でビットコイン決済してみました。

支払いはユーロ建て

TIME4VPSはリトアニア(ヨーロッパ圏)にある会社なので、サーバー代金は日本円ではなくユーロで請求されます。

この画像のように 20.88 EUR の支払いが必要でした。

日本円もあんまりもってないのにユーロなんて1円ももってないお
だから払えないお

となりそうですが、今や便利の世の中でクレジットカードやPayPalアカウントを持っていれば簡単に海外企業にお金を支払えます(ただし為替交換手数料はかかる)。

ビットコインは投機?決済手段?

最近では「フィンテック」などの言葉があるように、現在、金融の世界で技術革新が活発に行われています。

そのうちの一つがブロックチェーン技術を活用した決済手法です(仮想通貨など)。

しかし現在は悲しいことに?ビットコインを始めとした仮想通貨は「決済」というより投機・投資の対象となっています。

しかししかし、ビットコインは決済手段として世界的に普及しつつありドルであろうがユーロであろうが元であろうが何だろうが、料金分のビットコインを支払えば為替がどーのとか海外決済がどーのとか一切関係ないです。

ビットコイン決済やってみた

私は普段から仮想通貨取引をやっているのですが

いつもはビットコインは投機的にやってるお
でも決済で使ってこそビットコインだお

だからビットコインで買い物するお!

ということで「ビットコイン決済」やってみました。

決済の方法

ビットコイン決済は想像してたよりも簡単で、

  1. 支払うビットコインの量を
  2. 指定されたアドレスに送金する

これだけです。

具体的に私がやった流れをまとめると・・・

ビットコインを送金するだけ

サーバ料金の支払い方法として

  • CreditCard / WebMoney / Bank Transfer
  • PayPal
  • Bitcoins and Altcoins

などがあったのですが、私はビットコインへの支払いを選択しました。

すると下の画像のように

  • サーバー代金分のビットコイン
  • 支払い用のビットコインアドレス

が表示されたので、普段使っている仮想通貨取引所bitFlyerから送金して支払い完了でした。

あとはビットコイン決済会社が代理でサーバー屋に支払う形となっています。

ビットコイン決済は普及するのか?

今回、目的を「ビットコイン決済」としましたが、あくまでもビットコイン決済は手段であって目的ではありません。

つまり、ビットコイン決済が普及するためには「ビットコインで支払うメリット」がなければなりません。

ここでは今回体験したことをもとにあれこれ考察してみたいと思います。

支払うべき料金について

今回支払った代金は「20.88ユーロ」でした。

現在のユーロ円の為替レートは 130.87 円なので

20.88 EUR × 130.87 円/EUR = 2732.57 円

ストレートに計算すると 2732.57 円となります。

ただし、支払いの通貨はユーロ建てなのでクレジットカードやPayPalで料金を支払う場合、

日本円→ユーロの為替交換に伴う為替手数料が上乗せされます

実際に手数料込みのユーロ円為替レートを計算したところ 136.62 円/EUR 換算となり、

20.88 EUR × 136.62 円/EUR = 2,852.62 円

が実際に支払う料金であることがわかりました。

ビットコイン決済はお得?

続いてビットコインですが、現在のレートは 913,243 円で 0.00310885 BTC 請求されたので

0.00310885 × 913,243 円 = 2839.14 円

となります。

つまり差額は

2,852.62 - 2,839.14 = 13.48 円

となり、ビットコインの方が 13.48 円お得なことがわかりました。

ビットコイン送金手数料

ただし、これには落とし穴があってビットコインの送金手数料を考慮していませんでした。

私は日本の仮想通貨取引所bitFlyerからビットコインを送金したため、送金手数料に 364 円(0.0004 BTC)必要だったため

364 円 - 13.48 円 = 350.52 円

結局は 350.52 円ビットコインの方が余分なコストがかかったことがわかりました。

ビットコイン決済の課題

今回、ビットコイン決済をしてみましたが、

ビットコインの送金手数料がかかる分だけ損した

ことがわかりました。

決済手段としてはまとも!

ただし、サーバー代金である「2732.57 円」と比較して送金手数料「364 円」が割高なだけであって、支払う料金が数万円以上であれば『気分的に』気にならないレベルではないでしょうか?

それよりも、ビットコインというイレギュラーな支払い方法なので何かと「手数料」みたいなもの割り増しされて損するのではないか?と予想していましたが、決済手段としては妥当であることがわかりました。

送金手数料が鬼門

現在、ビットコインの価格は100万円台の回復を目指していますが、ぶっちゃけ価格が上がれば上がるほど決済手段としては遠のくのではないか?と個人的に思います。

それは、送金手数料が現在 0.0004 BTC 程度で固定されているので、ビットコインの価格が上がれば上がる分だけ送金手数料が大きくなっていくからです(ビットコインの価格が上がっても特に送金手数料は安くなったりしない)。

特段メリットなし

また、PayPalやクレジットカードで支払った場合と比較すると、ビットコイン決済では手数料的なお得度も感じられませんでした。

「ビットコイン決済は非課税」のような特例があればガンガン使いたいですが、既存の体制がそうするメリットがないので今後もそういうのは期待できません。

ただし!!あんまり大きい声では言えませんが、税務署がビットコインのお金の流れを追えないのであれば脱税目的ではガンガン決済メリットがあるといえますw

 

現在は投機・投資目的となっているビットコインですが、今後国境を越えた決済手段として今以上に普及していくか注意深く見守っていきます。

 

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