エックスサーバーがコピーコンテンツサイトの対処せず!自分でやったので方法を載せておきます
エックスサーバーの利用者が他サイト(私のサイトも含む)のコピーコンテンツを公開していたので、エックスサーバーに対応をお願いしましたが、大人の事情(法律)があるのか簡単には対処してもらえなかったので自分で対処しました。
一番下に方法を載せているので、手っ取り早く対処されたい方はコピペで対応してください(とても簡単です)。
コピーコンテンツを発見
私は自分のサイトのURL「ysklog.net」を使って、直近一週間の期間を定めて検索をするのが日課ならぬ週課となっています。
理由は、他サイトから私のサイトに対する直近にされた言及を確認できるからです(滅多にないですが、たまに言及されていることがあるととても嬉しい!)。
そして今回も週初めということで検索をかけたところ、私のサイトと同じ名前をしているサイトを見つけました。
おぉー珍しい!と思い、サイトを閲覧したところ、
「オーマイガー\(^o^)/」
私のサイトのコピーコンテンツサイトではありませんか!しかもサイト左上にちゃっかり自分の広告を載せています。
コピーコンテンツサイトの特徴
すぐにそのコピーコンテンツサイトの様子をリサーチ。だいたいこんな感じでした。
- URLはエックスサーバー所有のサブドメイン「http://hide0000.xsrv.jp」となっている。
- アクセスがあるとリアルタイムでサイトを読み込みにくる←ここ重要
- ページ内のリンクは全てスパムサイトのものにリネームされている
- ページ内の広告はサイト所有者のものとなっているが、左上にスパマーの広告が一つだけ貼られている←なんだか可愛い
特に実害はないし、放っておいても検索エンジンはどっちが本物かわかってくれるだろう・・・と放置を決め込もうと思ったのですが、
インデックスされているのもなんかいやだな( ^ω^)
と思ったので、エックスサーバーに対応をお願いしてみました。
エックスサーバーに問い合わせ
お世話になります。
貴サーバーを利用しているユーザーが、弊サイトのコピーを行っています。
幣サイトURL :http://ysklog.net/
該当サイトURL:http://hide0000.xsrv.jp/s00684.php
また、弊サイトだけでなく、さまざまなサイトのコピーを行っております。
「http://hide0000.xsrv.jp/」で検索すると出てきます。
現在、特に大きな被害はありませんが、あまり気分が良いことではないため、対処をお願いします。
また、エックスサーバーの利用者の一人として、このような行為をする者と同じ場所でホストしたくないというのが正直なところです。
私は該当サイトと違うIPですが、検索エンジンからスパマーの利用元となっているとされ同一IPをもつサーバーにホストされているサイトの評価が下がるのではないか?と懸念しております。
すなわち、他のエックスサーバーの利用者さんが被害を被ると思われます。
お忙しいところ恐縮ですが、対処をお願いします。
と「お前のところの利用者がスパム行為やってるからゴラァーしろ!」なる内容を丁重に書きました(丁寧にお願いしないとダメなのが大人社会の面倒なところですね)。
そして、問い合わせから17分後。さすがエックスサーバー!対応はやっ!と感心しましたが、コピペ対応だったので早いはずでした。
お問い合わせくださいまして、誠にありがとうございます。
誠に恐れ入りますが、弊社管理下のサーバーにて
ユーザーが公開中のコンテンツの削除につきましては、
プロバイダ責任制限法に基づき、書面にて該当コンテンツの削除請求を
お送りいただいたもののみ対応いたしております。
これは、この度のようなご請求においては【ご親告】いただく必要がございますが、
弊社サポートではセキュリティの関係上お客様からいただいた添付ファイルの
確認が行えず、またご本人様の確認が非常に困難なためでございます。
※弊社では、プロバイダ責任制限法に基づく各請求に関し、
当社各サービスにおけるご契約内容や、
契約サーバーアカウントで運用中のWebサイトによる
請求者の本人確認や請求内容における権利有無の確認はいたしておりません。
なにとぞご了承ください。
お手数ですが下記のプロバイダ責任法関係ガイドライン等をご参考の上、
正式な形で該当記事の削除請求を弊社に対して行ってくださいますよう
お願いいたします。
(ご参考:プロバイダ責任法関係ガイドライン)
http://www.isplaw.jp/
メールの内容をまとめるとこんな感じでしょうか。
- コピーコンテンツサイトを削除するには、プロバイダ責任制限法に基づいた書面での請求が必要
- メール文に記載されているURLはセキュリティの関係で見れない
あとは私の理解力が乏しいのか、メールの3つ目のセクションは「~による」の部分が曖昧でわかりませんでしたが、要するにメールの問い合わせだけじゃ何もしねぇ!ってことでした。
自分で対処しました
メールには、プロバイダ責任制限法に基づいた書面での請求方法が
■お送りいただくもの
1)著作物等の送信を防止する措置の申出について
http://www.isplaw.jp/ から
【著作権関係書式(PDF)】をダウンロードしてください。
「様式A」「様式A'」は【著作物等の送信を防止する措置の申出について】の
見本です。見本を参考に、ワープロソフトを用いて作成してご使用ください。
2)本人確認書類 【!】マイナンバーが記載された書類は送付されないようご注意ください
[法人の場合]
法人の印鑑証明書(発行から3ヵ月以内のもの)を同封してください。
返送ご希望の場合は、切手を貼付した返信用封筒をご用意下さい。
※切手の貼付がない場合、返却いたしませんのでご注意ください。
印鑑証明書がコピーの場合は、「原本と相違なし」と記載の上、
印鑑証明と同じ印鑑を押印してください。
[個人の場合]
下記のいずれかをご同封ください。
i.印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
返送ご希望の場合は、切手を貼付した返信用封筒をご用意下さい。
※切手の貼付がない場合、返却いたしませんのでご注意ください。
印鑑証明書がコピーの場合は、裏面に「原本と相違なし」と記載の上、
印鑑証明と同じ印鑑を押印してください。
ii.運転免許証、パスポートなどの公的身分証明書のコピー
※代理人からのご請求の場合、上記に加え、代理人の本人確認書類および委任状をご同封ください。
代理人が弁護士の場合、代理人の本人確認書類および委任状のご同封は不要です。
3)問題箇所に関する資料
お客様の権利が侵害されたと明確にわかる資料を【2部】ご同封ください。
問題の箇所に蛍光マーカーなどを引いて、明確にしてください。
▼ 模倣サイトが開設されている場合や、著作権の侵害にあたる場合
該当URLの情報を【2部】プリントアウトし、ご同封ください。
また、情報の比較ができるよう、模倣元の情報(お客様ご自身のサイトや
書籍の該当箇所など)を【2部】ご同封ください。
いずれも蛍光マーカーなどで問題箇所を明確にするようお願いいたします。
※こちらの資料が不足している場合、送信防止措置をいたしかねます。
■書類郵送先
〒530-0011
大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 タワーA 13F
エックスサーバー株式会社 法務担当者宛
以上でございますが、その他ご不明な点などございましたら、
遠慮なくお問い合わせください。
今後とも、エックスサーバーをよろしくお願いいたします。
のように記載されていましたが、ぶっちゃけダルイ実害に対する対応時間の方がもったいなかったため、自前で対処することにしました。
IPアドレスで弾く
上でコピーコンテンツサイトの特徴を述べましたが、スパムサイトにアクセスがあるたびにサイト内容を取得しにくる仕様だったので、そのIPアドレスを弾くようにしました。
方法はとっても簡単で、コピーコンテンツサイトのIPアドレスを調べて、サーバー設定ファイル「.htaccess」に次の文を追加するだけです。
#コピーコンテンツサイト(http://hide0000.xsrv.jp/)からのアクセス禁止 order allow,deny allow from all deny from 183.90.238.3
これを設定して、コピーコンテンツサイトを見たところ、しっかりと403エラーページが表示されていました。
てか、やっぱり広告は出るのね・・・笑(以上です)
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コメント
2:管理人:2017/05/15 18:43:47
Kitamuraさん
こんにちは。本当にそうですよね。
お役所仕事のように定型文を送って終了なのがとても残念です。
確かに現在はランサムウェアなるウイルスが流行っており、闇雲にリンクを踏めないのはわかりますが、エックスサーバーの利用者である私がサーバー管理画面にログインして問い合わせを行い、エックスサーバー利用者の悪事を報告しているにもかかわらず調査すらしないようです。
こういうスパマーを野放しにすると、エックスサーバー側にも悪影響があると思うのですが、問い合わせの担当者は「警告を発する」ことすら面倒なのでしょうね。
Kitamuraさんのようにサーバー管理の技術がある人は対処も簡単ですが、サーバー設定ファイルを触れない方にとってもたまったもんじゃないですよね。
3:名無しさん:2017/05/16 9:54:21
気持ちはわかりますが、一企業が悪意を判断して動くのは 通信を業としているものとして問題ありすぎです。まあ、そういうことしたら止めますって規約にでもあれば別ですが、それすら法的効力はアヤシイんです。
4:管理人:2017/05/16 16:24:40
こんにちは。
エックスサーバーの対応は理解しています。
大きな企業が法律よりも先に(誰かの)「善悪」で行動すべきでないし、行動していたらある意味恐怖です。
ただ理解はしていますが「納得」はできていません。
そのため愚痴の意味を込めて記事を書きました(個人ブログなので)。
スパマーが一番悪いですが、法律が完全ではないが故に起きる単なる一事象に過ぎないので今は特に気にしてません(`・ω・´)
5:きなぽん:2017/05/17 19:47:48
本日私も同じ被害にあっていることに気付きまして、こちらのブログを参考にして対処させていただきました。
おかげで無事ミラーサイトには表示できないようになりました。
本当にありがとうございます。感謝しております(涙)
6:ヌルハチ:2017/05/18 11:17:58
こんにちは
自分もナマズ大変動対策のため自分のサイトを検索してて偶然見つけて、驚いてこちらの記事を参考に対処いたしました。
ミラーは表示できないようにしました。管理人さんにほんとうに感謝です!
ありがとうございました
7:管理人:2017/05/18 19:25:00
きなぽんさん、ヌルハチさん
お役に立てて嬉しいです!
1:Kitamura:2017/05/15 17:58:26
私のブログもまったく同じURLからミラーリングされてしまい、まったく同じような内容のエックスサーバーからの対応により、まったく同じ方法で対策しました(笑)
誰がとう見ても悪いのは明らかなのにサーバー側も即断しないっていうのはいかがなものでしょうね。これでは正直者はバカを見るそのままじゃないですか・・・(涙)