よく使うLinuxコマンドのまとめ

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カテゴリー: サーバー

VPSサーバーの操作やエックスサーバーへのSSH接続のときに使用するLinuxコマンドをまとめている個人的メモページです。

ディレクトリ・ファイルのコピー

特定ディレクトリを指定ディレクトリにコピーする

# cp -Rp /var/www/html/○○○/ /var/www/html/△△△/

この場合、ディレクトリ「/var/www/html/○○○/」が「/var/www/html/△△△/」にコピーされる。

  • -R:ディレクトリ内をすべてコピー
  • -p:所有者、グループ、アクセス権、アクセス時刻など属性やパーミッションをそのままにしてコピーする

特定ディレクトリ内にあるファイルをすべて指定ディレクトリにコピーする

# cp -Rp /var/www/html/○○○/. /var/www/html/△△△/

ディレクトリ「/var/www/html/○○○/」に存在するファイルをすべて「/var/www/html/△△△/」にコピーする。

ポイントは「.」でワイルドカードを使用している。

上との違いは、ディレクトリは移動させず、ディレクトリ内にあるファイルのみコピーする。

特定フォルダ内にある「~.jpg」をすべて指定フォルダにコピーする

# cp -Rp /var/www/html/○○○/*.jpg /var/www/html/△△△/

ポイントは「*」でワイルドカードを使用している(gifの場合は「*.gif」、pngの場合は「*.png」)。

ディレクトリ・ファイルの移動

コピーはコピー元が残るが、移動はディレクトリ・ファイルを移動させるので残らない(コピーと切り取りの違い)。

# mv ○○○ /var/www/html/△△△

現在ディレクトリにある「○○○」を、「/var/www/html/△△△」に移動する。

# mv /var/www/html/□□□/○○○ /var/www/html/△△△/

のように、相対パスだけでなく絶対パスも指定可能。

削除コマンド

ディレクトリごと削除

# rm -rf /var/www/html/○○○/
  • -r:ディレクトリ内を再帰的に削除する(ディレクトリごと削除する)
  • -f:削除するときに警告メッセージを表示しない

ファイル編集

ドメイン設定(vhost.conf)ファイルの編集

# vi /etc/httpd/conf.d/vhost.conf

Alias設定(httpd.conf)ファイルの編集

# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf

なお、Apache関係のファイルを編集した場合は以下で再起動すること

# /etc/rc.d/init.d/httpd restart

CentOS7の場合は以下。

# systemctl restart httpd.service

ファイル新規作成

現在の場所(ディレクトリ)に「○○○」というファイルを作成する

# vi ○○○

指定した場所に「○○○」というファイルを作成する場合は、絶対パスで指定する。

# vi /home/ユーザーID/○○○

※既に作成予定のファイルがある場合、そのファイルの編集モードとなる。

圧縮

「.gz」圧縮

現在の場所にあるファイルを圧縮する場合

# gzip -c ファイル名 > ファイル名.gz

絶対パスの場合

# gzip -c /home/ユーザーID/○○○ > /home/ユーザーID/○○○.gz

オプション「-c」は、圧縮をかけたいファイルを残す。

「.tar.gz」圧縮

次のコマンドは指定したディレクトリを書庫化と圧縮を同時に行って指定した場所に「○○○.tar.gz」という圧縮ファイルを作成する。

# tar czvf /home/ユーザーID/○○○.tar.gz /home/ユーザーID/△△△(圧縮したいディレクトリ名)

tarコマンドは複数のファイルを1つのファイルにまとめる書庫化、その書庫の展開、既にある書庫へのファイルの追加・削除が行える。

tarコマンドでは圧縮は行えないので、gzipコマンドなどの圧縮コマンドと併用する。

解凍

「.zip」の解凍

zipファイルを解凍する(現在の場所に解凍される)。

# unzip /var/www/html/○○○.zip

解凍場所を指定する場合、「-d」オプションで展開先のディレクトリを指定する。

# unzip /var/www/html/○○○.zip -d /var/www/html/

「.tar.gz」の解凍

# tar xzvf /var/www/html/○○○.tar.gz -d /var/www/html/

Web上にあるファイルを取得・保存

wgetで指定したファイルを取得・保存できる(現在の場所に保存される)。

# wget ダウンロードするファイルのURL

保存場所を指定する場合、「-P」オプションを使って次のようにする

# wget ダウンロードするファイルのURL -P /var/www/html

なお、保存したファイルがzipファイルであった場合、次のように解凍する

# unzip /var/www/html/○○○.zip -d /var/www/html/

「-d」オプションで解凍先を指定している

その他

現在の場所(ディレクトリ)を確認

# pwd

ログイン後であれば「home/ユーザーID」が出力される

現在いる場所にあるファイルを確認

# ls

この場合、サーバー設定ファイル「.htaccess」みたいなファイル名が存在しないものは出力されないので、次のように「-a」オプションをつける

# ls -a

また、サーバーの絶対パスをつけて実行してもOK

# ls -a /home/ユーザーID

場所(ディレクトリ)の移動

現在いる場所に「abc」というディレクトリがあり、そこに移動する場合

# cd abc

一つ階層を上げる場合は以下。

# cd ../

ルートディレクトリ「root」に移動する

# cd

ルートディレクトリから「home/ユーザーID」に移動する

# cd /home/ユーザーID

ファイル・ディレクトリの検索

# find / -name home

上のように「home」ディレクトリを検索すると、そこまでのパスを返してくれる。

ファイル数の取得

ファイル数を知りたいディレクトリまで移動し、以下を実行(ディレクトリもカウントする)

# ls -1 | wc -l

ディレクトリをカウントしたくない場合は以下を実行

# ls -F | grep -v / | wc -l

サーバーの再起動

スーパーユーザー(root)になってから次のコマンドを行う。

# shutdown -r now
  • -h:シャットダウン後、システムを停止
  • -r:シャットダウン後、システムを再起動
  • -c:シャットダウン処理を中止
  • -f:「fsck」よりチェック処理を省略。「-r」と組み合わせて使用

Linuxサーバーが起動・再起動するとき、「fsck」というファイルシステムのチェック処理が実行されるので、その分起動が遅くなる。

サーバー起動時に「fsck」によるチェック処理を省略したい場合、「shutdown」コマンドに「-f」オプションをつけるとよい。

# shutdown -rf now

10分後に再起動させる場合。

# shutdown -rf 10

CPUロードアベレージを確認する

ある一瞬のロードアベレージを確認する。

# uptime

リアルタイムでロードアベレージを観察する。

# watch uptime

Linuxサーバーのパフォーマンス状態の観察

基本。

# top

情報が更新される間隔を指定する(下の場合は5秒)。

# top -d 5

※topコマンド実行中にターミナル上で「c」キーを押すと、コマンド内容がフルパスで表示される。

※CentOS7において、topコマンド実行中にターミナル上で「Shift + <>」をすることによってソートする列を切り替えられる

ある瞬間の実行中プロセスの情報を表示する。

# ps aux

「minergate」というワードを含むプロセスを検索して表示。

# ps aux | grep minergate

プロセスの終了

終了させたいプロセスID(例:123)を指定する。

# kill 123

 

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